今回は名探偵コナンシーズン6の第231話と第232話の「謎めいた乗客」について書いてみました。
この話は【緋色の総選挙 第1位】となっていて、赤井秀一の初登場回となっています。
前提として、ジョディ先生と赤井秀一がFBIの捜査官であることや新出智明先生の正体がベルモットであることがまだ明かされていない。
コンテンツ
冒頭のエピソード
黒の組織のジンとウォッカがバーで取引を行った後で、ジンとウォッカは歌姫に興味深々であった。そこにバーテンダーに変装したベルモットがお酒を出す。しかし、すぐにジンに変装がバレて、ジンは大胆にベルモットの頭をアイスピックで刺そうとしていた。
ベルモットは探し物をしていて、本命はまだ見つかってないことをジンとウォッカにいう。
ベルモットは秘密主義でジンとウォッカにもどこで何をしているのかを隠していた。
ジンは逃げ出したシェリー(灰原哀)を探していて、シェリーとつるんでいる色男も一緒に探していた。
事件の概要
コナンと阿笠博士と少年探偵団はスキー旅行に行くため、路線バスに乗っていた。阿笠博士は夜中まで起きていて、風邪をひいていた。
米花公園前のバス停で新出先生やジョディ先生が入ってきた途端なぜか灰原哀はおびえ出し、身を隠そうとする。灰原哀は黒の組織のメンバーの強烈なオーラを感じていた。
スキーウェアを着た二人組が乗ってきた。そしてその二人組はバスジャックをした。
コナン達はバスジャックの犯人たちの計画を阻止できるのか?
登場人物とバスの座席配置
- 赤井秀一 乗客 マスクをつけており、咳き込む様子を見せていた。
- 新出智明 乗客 毛利蘭が通う帝丹高校の校医
- ジョディ 乗客 毛利蘭が通う帝丹高校の英語の教師、バスジャックの犯人の足を引っ掛けるという大胆な行為をした。
- 矢島邦夫 服役中で強盗団のボス
- 町田安彦 乗客 若いころ耳を悪くして、右耳に補聴器を付けている。
- 富野美晴 乗客 ガムをくちゃくちゃ噛んでいる。バスジャック犯に文句をいって、威嚇射撃された。
犯人の要求
服役中の矢島邦夫の釈放。
釈放した矢島邦夫に一時間後こっちに電話させる。
乗客たちが警察に電話しないように携帯電話を回収した。
乗客に紛れた共犯者
コナンは隠していたイヤリング型携帯電話で目暮警部に電話しようとするがすぐに犯人に見つかってしまう。
コナンの行動は椅子の影で見えないようなっていた犯人はまっすぐコナンの所に来た、犯人はまっすぐコナンの所に来たことから乗客の中に共犯者がいると推理した。
犯人達がバスの真ん中にスキー袋を縦に並べた。コナンがそのスキー袋が気になり探ろうとしたらすぐに、犯人達にバレてしまった。
コナンはこのことから共犯者がいることを確信して、そして後ろ座席の三人の中(赤井秀一、町田安彦、富野美晴)に共犯者いることが分かった。
共犯者推理
一番疑わしいのは直接音で伝えれるのはずっと咳き込んでいる赤井秀一だが、阿笠博士も咳をしていて、その二人の咳の音はあまり変わらない。
ガムを噛んでいる富野美晴も音を出しているが、犯人達は運転席にいたためガムを音を聞くのは難しい。
町田安彦の補聴器がワイヤレスマイクなら伝えれるが犯人達耳には何もつけておらず、声を出せば両脇の二人が不審がるから可能性が低い。
犯人の計画
釈放された矢島邦夫から連絡をもらった後、犯人達は首都高に入って中央道に入るように運転手に命令する。
小仏トンネルに差し掛かったらスピードを落とすようにいう。
そして、新出先生と赤井秀一を前に来るように命令する。
小仏トンネルに入ったら、犯人達はスキーウェアを脱いで新出先生と赤井秀一にスキーウェアを着させた。
解放された乗客に紛れて逃げるため身代わりになってもらうと説明する。
運転手に犯人達がバスから降りたら、そのままバスを走らせて警察の目をバスに向けさせる。ちゃんと指示を聞いてもらうために富野美晴を人質に取った。
本当の計画
人質に取った富野美晴は犯人達の仲間で、仲間三人でバスを降りた後、スキー袋に入ってる爆弾を使い乗客全員の口を封じようとしていた。
本当に解放された人質になりきり、警察に保護されて自分たちとは全く違う犯人像を三人で口を合わせて言うことで自分たちに疑いの目がなくなるよう考えていた。
警察は犯人が二人組であると思っているし、解放される前に犯人と乗客が揉めていたと言えば、何らかのアクシデントで爆弾が作動したと思わせられる。
爆破後にバスから発見されるスキーウェアを着た赤井秀一と新出先生の遺体を犯人と錯覚させることもできる。
スキーウェアをトンネルで着替えたのはその様子を外に見られないようにするため。
コナン達の阻止作戦
コナンは新出先生たちが前に連れていかれるときにジョディ先生にメモ帳で口紅を貸してほしいことを伝えて、ジョディ先生が犯人にバレないようにコナンに口紅を渡した。
コナンは探偵団バッチで少年探偵団たちに作戦を伝えた。そしてトンネルが出口に差し掛かるところで、犯人達の計画をバラして自分たちに注目を集めた。
そして口紅で鏡文字で「STOP」と書いた爆弾が入ってるスキー袋を持ち上げて、運転手が見るように仕向けて、運転手がその文字を見て急ブレーキをした。
立っていた犯人達はバランスを崩して倒れた。
起き上がってきた一人目をコナンが時計型麻酔銃を使い眠らせて、
コナンは新出先生に富野美晴の腕を抑えるように伝えて、
もう一人の犯人はジョディ先生が倒した。
予期せゆ事態
急ブレーキにより、富野美晴が持っていた起爆装置の時計が作動してしまった。
みんなが急いで逃げ出している中、灰原哀だけが残り自殺しようとしていた。
そこにコナンが消火器で窓ガラスを割り、灰原哀を抱えてギリギリ逃げ出すことができた。
コナンが共犯者がわかった理由
富野美晴は風船ガムを使いバックミラーを見ていた犯人たちに不審な動きをする乗客を伝えていた。
しかも風船が割れて口付いているガムを取る手の左右と指の数で席まで詳しく伝えていた。
ついでに、時計が時限装置だと気づいたのは時計が1:00で止まっていたからである。
まとめ
この回は、冒頭に黒の組織の回想が入ってきたがコナンvs黒の組織のようなバチバチな展開でなかった。
まだ正体がFBI捜査官と明らかにされていないジョディ先生や赤井秀一が出てきて、正体を知った上で見ると数倍面白くなるのでおすすめです。
ジョディ先生は最初犯人の足を引っ掛けてトカレフの安全装置を入れていた。このことに最初から気づいていたためにコナンは犯人に拳銃を向けられても危ない行動ができたと思いました。
このころの話はジョディ先生が黒の組織のメンバーのようなミスリードがたくさんあり、絶対初見で見たら騙されると思った。
灰原哀が怯えていたのはジョディではなく、新出先生に変装するベルモットが原因であったと後々わかる。
コナンが灰原哀をバスから連れ出すシーンはコナンの中でも上位に来る思います。
少し考察を挟むと灰原哀は黒の組織の人間をにおい(第六感)で分かり、ジンは裏切りものに対して、鼻が敏感であると語っていた。このことからジンと灰原哀は同じにおいというのが重要であると考えました。
なぜならにおいではなく、そいつの顔を見れば一発でわかるといってもほぼ同じ意味であるため組織はにおいに少し関係あるのかもしれない。
この回で赤井秀一は風邪をひいていたが、本当に風邪であったのかわからないが赤井さんが風邪をひくわけないので演技だったでしょう。
たぶん、新出先生に変装しているベルモットを尾行していて、赤井さんは組織に顔バレしてるのでマスクでバレないようにしていたのだろう。
隠れポイントとして、赤井さんが犯人に手刀で気絶させようとしていて、コナンが先に麻酔銃で眠らせる所があったがそこで赤井さんが手刀を決めていたら、ベルモットに不審に思われて今後ある計画に支障が及ぶところだった。
灰原哀が事情聴取に連れていかれないように灰原が怪我してると思わせるコナンもかっこよかった。
今YouTubeで見れるので、ぜひご覧ください。