今回は名探偵コナン1018話「骨董盆は隠せない(前編)」についてまとめ考察します。
この話は2021年9月11日放送分になります。
沖矢昴と世良真純と灰原哀が出てくる回です。
事件はそこまで難しくないが、それぞれの勢力の探り合いが見れると思います。
私が理解している感じでは下の図ような関係です。
コンテンツ
冒頭
コナンは阿笠邸に呼び出されていた。
阿笠博士は年代物の小皿で大儲けをしようと企んでいた。
阿笠博士は前にペルシャ絨毯の件で痛い目にあっており、今回はちゃんと鑑定士を依頼していた。
鑑定士から「その結果が出た」と連絡がきたので、これから取りに行く予定であった。
ペルシャ絨毯での失敗
冒頭でのペルシャ絨毯での失敗は、アニメ第656話~第657話「博士の動画サイト」の内容です。
簡単にまとめると、阿笠博士が倉庫から壺と絨毯が倉庫から出てきて、阿笠博士は壺の価値が知りたくて動画サイトに鑑定を求める映像をアップした。
そして、歩美が阿笠邸の留守番中に誘拐されて、絨毯も一緒に持っていかれた。
最終的に、絨毯がペルシャ絨毯という高級品で、それを目当てに歩美が誘拐されて、コナン達の手柄で事件は解決した。
阿笠博士の皿を手に入れた経緯
前に子供たちといった、月と太陽と星の暗号があった阿笠栗助の別荘で、古い木の板を見つけていた。
その木の板には達筆で字が書かれており、阿笠博士はインテリアとして部屋に飾っていた。
先日、それが普通の木の板ではなく、蓋がスライドする箱であることに気づいた。そして、中から年代物の小皿が出てきた。
阿笠博士の叔父の栗助は大富豪なので、値打ちの物でないかと阿笠博士は思い、知り合いの鑑定士に依頼をした。
阿笠栗助の別荘での出来事
阿笠栗助の別荘が出てきたのは、アニメ第163話~第164話「月と星と太陽の秘密」の内容である。
このころは灰原がまだ出てきていなかった。(アニメでは留守番をしていることになっている。)
事件をまとめると、最初は阿笠博士がその別荘にコナンと少年探偵団を招待して、博士が仕掛けた宝を探しゲームしていた。
しかし、別荘に何者かが住み着いていた形跡や不思議な記号(月と星と太陽)が書かれた食器のかけらを見つけた。
その暗号で屋根裏部屋が出現してミイラやニセ札原版まで見つかって、最後はその原版を狙っていた悪者を捕まえて終わった。
巷では阿笠栗助は黒幕ではないかと思われている。
灰原哀がコナンを呼んだ理由
コナンを呼び出したのは灰原哀であった。
門の外から阿笠博士の家を覗いている世良真純をどうにかしてほしかったのである。
世良真純が阿笠博士の家を覗いている理由
世良真純の目的は灰原哀である。
世良真純はコナンの正体が工藤新一と知っていて、灰原哀がコナン同様、薬で幼児化していると疑われている。
世良真純は蘭たちにコナンの他に大人びた子供がいないか探りを入れていた。
蘭たちはそれで灰原の名を出して、それで疑われている。
沖矢昴の来客
コナンと灰原が話している時に、沖矢昴が訪ねてきた。
沖矢昴はチェリーのお裾分けをしに来た。(建前)
ついでに、家の前にいた世良真純を連れてきた。
阿笠博士は今から小皿の鑑定結果を聞きに行く予定であった。
ついでに面白い鑑定物を見せてもらえることになっていた。
面白い鑑定物
面白い鑑定物とは中国の堆黒盆のことであった。
テレビの鑑定番組で一億円の値が付いており、その番組を見て同じようなお盆があると鑑定を依頼された。
依頼されたのは3人で、3枚の堆黒盆の柄が同じ鶴の柄であったことから、3枚の内少なくとも2枚は贋物である。
そして、本物は数千万円はくだらない価値である。
本物と贋物の鑑定を依頼をしてきた本人たちを交えて、解説するから見に来ないかと言われていた。
その話に興味を持ち沖矢昴も同行することにした。
世良真純も灰原哀についていく形で同行することになった。
コナン、阿笠博士、灰原哀、沖矢昴、世良真純の5人で行くことになった。
沖矢昴が世良真純を連れてきた理由
あの間々、世良真純が門の前で不審な行動をさせ続けるのは忍びなかったからである。
沖矢昴(赤井秀一)と世良真純は実の兄妹で、世良真純は沖矢昴が赤井秀一で生きていることを知らない。
沖矢昴は妹に聞いておきたいことがあったのも理由の一つ。
鑑定士の家に到着
コナン達5人は鑑定士の西津さんの家に到着した。
しかし、阿笠博士が何回も西津さんを玄関から呼び出すが西津さんが出てこなかった。
西津さんは阿笠博士が作った補聴器を付けており、その補聴器の調子が悪いと思い、博士が奥に呼びに行くことにした。
阿笠博士が作った補聴器
阿笠博士が作った補聴器とは、通称キコエンジェルである。
キコエンジェルは最初は調子がよいが、すぐに不具合を起こして聞こえにくくなる。
西津法玄殺人事件
阿笠博士が西津さんを呼びに行って、部屋で倒れているのを西津さんを発見する。
西津さんはまだ息があり、近くの盆を「本物」と指をさして、気を失ってしまった。
阿笠博士は、すぐに警察と救急車を呼ぼうとするが車に携帯を忘れてきて、車に急いで戻った。
阿笠博士はコナン達に事情を伝えて、灰原が警察などに電話することにして、コナンと世良真純と沖矢昴が急いで事件現場にむかった。
そして3人(コナンと世良と昴)が現場に向かうと西津さんが亡くなっており、お盆もなくなっていた。
そして騒ぎを聞きつけて、鑑定を依頼していた3人が現れた。
コナン達は警察の目暮警部と高木刑事が合流した。
被害者
西津 法玄 71歳
職業 古美術鑑定家
死因 槍で背中を刺されたことによる大動脈損傷
凶器 部屋に立てかけてある槍。槍には犯人の指紋はなかったが先端に血がついていて、槍の穂の淵にところに殴った後が残っていた。
犯人の行動
犯人は被害者を槍で殴ったあと、阿笠博士がやってきたのでタンスに隠れて、阿笠博士が警察と救急車を呼ぶために部屋を出た後、殴り倒した槍で背中を刺してとどめを刺した。
容疑者
遠島 基行 41歳
職業 証券会社 社員
鑑定依頼 去年なくなった祖父から相続した蔵の中に、テレビの鑑定番組とそっくりの盆があり鑑定を依頼した。 金には困っていないが、金に換えるつもりであった。
犯行時刻 応接室で待っていて、トイレに行き迷ってしまい、ドタドタと走る音が聞こえて、部屋に向かった。
蝶野 欽治 74歳
職業 なし(元不動産会社社長)
鑑定依頼 二十年前に盆を一千万円で買っており、本物かを確かめて欲しかった。
犯行時刻 応接室で坂巻さんと二人で待っていたが、じっとしてられず書斎で古美術の書物を読んでいた。誰かが廊下を走る音が聞こえて、現場に向かった。
坂巻 鈴江 46歳
職業 美術館館長
鑑定依頼 今度美術館をリニューアルオープンするときに、美術館に長年展示していた堆黒盆を目玉にしたくて、どのぐらいの価値があるかを確認してくれとオーナーに頼まれて、鑑定依頼した。
犯行時刻 応接室に一人でいた。最初は家政婦もいたが、坂巻さんが甘いお菓子は苦手だからしょっぱいせんべいを欲して、家政婦を使いに出した。
西津さんの家の住人
西津さんの家には家政婦さんが2人いた。
家政婦さんは、坂巻さんの使いでせんべいと夕飯の食材を買い出しに行っていた。犯行時刻は家にいなかった。
息子夫婦が住んでいたが、今旅行中でいない。
考察
犯人は不動産会社の元社長の蝶野欽治だと予想します。
蝶野欽治は自分の堆黒盆を本物だと思っていたため、贋物と鑑定された怒りで西津さんを殺害したのだろう。
犯行時刻に書斎にいたと言っているが、遠島さんが迷うほどの家で書斎を見つけることは不可能だと思いました。
なので、書斎にいたというのは嘘である。
応接室から出て、そのまま西津さんの部屋に向かい殺害したのだろう。
まとめ
今回は前編と言うことで、事件がメインではなく、灰原と世良と昴の話が重要である。
たぶん世良真純は幼児化した母親を元に戻す薬が目当てだろう。
世良真純はコナンが修学旅行で、元の姿にもどったことを知っているので、解毒剤があることは知っているのだ。
そして今回で、灰原哀がその薬の作成者だと睨んでいるのだろう。
灰原と世良と沖矢昴は同じく黒の組織と対立しているが、協力をしようとしていない。
それぞれの警戒心から味方同士でも、いろいろな探り合いをすることになっていて複雑だと思った。
この3勢力が協力し、黒の組織に立ち向かうことはあるのか???
この話は先週分であり、投稿が遅れています。早く最新話においつけるよう頑張ります。