「黒の組織との接触」は、名探偵コナンのアニメ第309話〜第311話の3話構成です。2003年2月に放送されました。この記事では、話数と放送日を確認したうえで、事件の流れと結末を整理します。
| 話数 | サブタイトル | 放送日 |
|---|---|---|
| 第309話 | 黒の組織との接触(交渉編) | 2003年2月10日 |
| 第310話 | 黒の組織との接触(追跡編) | 2003年2月17日 |
| 第311話 | 黒の組織との接触(決死編) | 2003年2月24日 |
ここから先は結末までのネタバレを含みます。放送を見てから読みたい方はご注意ください。
前の話とのつながり
この話は、第307話〜第308話「残された声なき証言」の続きです。殺害されたソフト開発者の板倉は、2年前に組織のテキーラと会っていた人物でした。コナンは事件を解決する過程で、板倉の日記が入ったMOのコピーを手に入れます。
前の話については第307話〜第308話「残された声なき証言」のまとめで紹介しています。
赤井秀一についての手がかり
冒頭では、コナンと蘭が赤井秀一と顔を合わせます。蘭は、ニューヨークで会ったときの様子から赤井がFBIの関係者だと話します。一方のコナンは、赤井に対する灰原の反応が気になっていて、組織の仲間ではないかと疑っていました。
赤井が初めて登場した回は第230話〜第231話「謎めいた乗客」のまとめで、家族については赤井ファミリーの家族構成で紹介しています。
板倉の日記に隠されていたこと
コナンは阿笠博士のパソコンで日記を読みますが、テキーラが訪ねてきた日の記述のあとは、組織の話が出てきません。ただ、几帳面な板倉にしては記述の間隔がばらばらでした。そこに気づいたコナンは、背景と同じ色で書かれた文字を見つけます。
隠された部分から分かったのは、次のような内容です。
- テキーラの訪問のあと、板倉は事務所や自宅に何者かが侵入している気配に悩まされていた
- 恐怖から逃れるために要求を受け入れ、一度は断念したソフトの開発を引き受けた
- 電話で交渉した相手は、高圧的な話し方をする女性だった
- 完成できないと悟った板倉は、未完成のソフトと報酬分の小切手を別荘に残し、海外へ逃げるつもりだった
日記には、電話の女性が英語で語ったという言葉も書かれていました。「God and the Devil」という表現とともに、時の流れに逆らって死者をよみがえらせようとしている、という趣旨の内容です。組織の目的を考えるうえで、よく取り上げられる場面です。
別荘でのメールとウォッカとの電話
日記によると、ソフトの受け渡しの時間と場所を知らせるメールは、板倉の別荘に午前0時に届きます。コナンは阿笠博士と別荘へ向かい、隠してある鍵を推理で見つけて中に入ります。しかしメールを開くにはパスワードが必要で、開けないままメールは消えてしまいました。
その直後、別荘にウォッカから電話がかかってきます。コナンは変声機で板倉になりすまし、受け渡しの場所と時間を聞き出します。指定は賢橋駅のコインロッカーで、時間は翌日の午前0時でした。ただ、翌日になると板倉の死が報じられて気づかれてしまいます。そこでコナンは話を誘導し、約4時間後の午前4時に早めさせました。
東京へ戻る途中で車が故障し、コナンたちは通りかかった男女の車に乗せてもらいます。この2人は宝石強盗で、コナンは2人の不自然な点から正体を見抜きます。組織との対決の前に、もう一つ事件が挟まる構成です。
ロッカーの作戦とジンの登場
コナンはロッカーに小切手を挟み、ソフトをテープで中に固定しました。テープをはがすには手袋を外すしかないので、ウォッカの指紋が取れるという狙いです。ケースには発信機も仕掛け、アジトを突き止めるつもりでした。
ところが、あとから来たジンにこの作戦を見破られます。電話の相手が板倉ではなかったことも、板倉の持病から気づかれてしまいました。さらにジンは、ケースがまだ温かいことから、仕掛けた人物が近くにいると考えます。
結末
コナンはコインロッカーの中に隠れてやり過ごしますが、酸欠で気を失います。助けに来たのは、予備の追跡メガネで居場所を突き止めた灰原でした。組織の手がかりは手に入らず、ソフトの中身も分からないままで終わります。
帰り際には、赤井が灰原の姿を見て驚く場面もあります。
ここからは考察(筆者の推測)
ここから先は作中で明かされた事実ではなく、筆者の推測です。
- 板倉はCGの仕事から離れた理由に目の不調を挙げていたので、開発中のソフトはCGに関わるものだったのかもしれません。
- 日記には、人間のために開発を断念したという趣旨の記述があります。倫理的に問題のあるソフトだった可能性があります。
- 組織が「死者をよみがえらせる」ことを目指していて、灰原の薬とソフトが別の方向から同じ目的に関わっていた、という見方もできそうです。
まとめ
「黒の組織との接触」は第309話〜第311話で、コナンが組織の取引に自分から踏み込む話です。作戦はジンに見破られますが、組織の目的につながる言葉が出てくるので、組織の話を追うなら押さえておきたい回です。
赤井に関わる話として、第258話〜第259話「シカゴから来た男」のまとめもあわせてどうぞ。
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