今回は名探偵コナンシーズン6の第258話と第259話の「シカゴから来た男」について書いてみました。
この話はFBI捜査官ジェイムズ・ブラックの初登場回です。
赤井秀一もちょいちょい出てくるので最高です。
ここまでの話として、FBIはまだ出てきていない。
事件の概要
コナンたち少年探偵団と阿笠博士はアニマルショーを見に来ていた。見終わった後アニマルショーのスポンサー、ランディ・ホークと間違われてインタビューを受けていた外国人のジェイムズ・ブラックを助けた。
ジェイムズさんは助けてくれたお礼にコナン達をランチに招待したいと言い車を取りにいった。
40分経過してもジェイムズさんが来ないので阿笠博士をそこに残して、駐車場を探しに行った。
駐車場付近で遊んでいた子供たちに外国人がコートを着た男に連れていかれたと聞いて、すぐ近くの道路でジェイムズさんが持っていたストラップを見つけて、ジェイムズさんが何かの事件に巻き込まれたことに気づく。
ジェイムズがランディ・ホークでないと分かった理由
コナンがジェイムズさんがランディ・ホークでないと分かった理由は言葉であった。
ジェイムズさんは記者達に英語で、「あなた方、すべての質問に一度には答えられん!」と言っていた。
できないという意味のcan’tのことをカントと発音していた。これはクイーンズイングリッシュである。
ランディ・ホークは代々のカウボーイで生粋の南部の男であるため、クイーンズイングリッシュは不自然である。
また、パンフレットの写真と見比べると違う顔であった。
ストラップの暗号
ジェイムズさんは強引に犯人達の車を乗せられた時にストラップを落としていた。
そのストラップには「The Animal Show with Paul & Annie」と書かれており、Pと&とAが血で塗りつぶされていた。
ジェイムズさんはコナン達に手がかりとして、自分の指の血を使い暗号を残していた。
犯人達の行動
犯人達は拳銃を所持しており、パトカーに偽装した車に乗っていた。
犯人達は警察のフリをして、ジェイムズさんを誘拐した。
でも犯人の目的はランディ・ホークを誘拐して、その親族から莫大なお金を要求するつもりであった。
犯人達はランディ・ホークが出演するラジオの生番組を見て、誘拐したのがランディ・ホークでないことを気づいた。
犯人達はジェイムズさんに顔を見られてしまったので、群馬の山奥でジェイムズさんを殺して埋める計画を立てた。
検問突破
コナン達はジェイムズさんが歩美の探偵バッジを持っていることを思い出した。
探偵バッジの発信機でいくも街道を車で北上していることが分かり、高木刑事と佐藤刑事にいくも街道に検問を張るように言う。
ちゃうどその辺りで交通事故があり、外国人が乗った車を探してもらうことになる。
だが、犯人達は引っ掛からなかった。
犯人達は警察のフリをして、検問を突破した。
暗号解説
ジェイムズさんが残したP&Aという暗号はパトカーを表していた。
P&Aの&をアルファベットに直して並べるとPANDAとなる。
パトカーのカラーリングを示していた。だが日本ではパトカーのことをパンダと呼ぶ人はいるが外国人は言わないと刑事たちに反論されていたが、
昔、イギリスのポリスカーも車体が白黒に塗り分けられていて、ポリスカー=パンダがイギリスの人たちに定着していた。
むしろ、イギリス人のジェイムズさんなら警察の車を見たら真っ先にパンダを連想するであろうと推理した。
事件解決
一回チェックを受けていることから犯人達が人質を盾にとって検問を突破する気になっていること予想した。それにジェイムズさんが助けを求めなかったことから武器を所持している可能性が高かった。
犯人に気づかれずに囲い込む方法をコナンが提供した。
コナン達が誘拐されている役をして、高木刑事がコナン達の車を追っているように思わせた。
そして、高木刑事が犯人達のパトカーに協力を要請して、犯人達がコナン達に注目している隙にパトカーで周りを囲んで、全てのパトカーがいっせいにブレーキをかけることにより、犯人達の車は急ブレーキをするしかないので、車内が揺れて犯人達が倒れた。
起き上がったところを警察官で囲んで身動き取れないようにした。
ジョイムズの行動
ジェイムズは犯人達のことを最初からニセ刑事と分かっていた。
犯人達はジェイムズに対して最初から日本語で話しかけていた、犯人達がもし刑事でジェイムズを日本語を話せる外国人だと知っているなら名前を確認するはずだが聞かなかった。
そのことから正体を知っていて、知らないふりをして近づいてきた怪しい奴らだと分かった。
ジェイムズさんが待ち合わせをしていたロングヘア―の男性は赤井秀一であった。
ジェイムズさんが日本に来た理由は、アニマルショーのストラップを手に入れることでなかった。
本当の理由は赤井秀一がジェイムズを外国から呼んでいた。
まとめ
今回の事件は犯人の失敗と警察の役に立たなさが出ていた。
犯人は偽装のパトカーや拳銃を用意するほど準備をしていたのに誘拐する相手を間違える所は謎であった。
あと偽装パトカーって後々絶対バレて、パトカーだから動向とか分かりやすくてすぐ足つくと思った。
交番の警察官はすぐ動かなかったので、全然役に立たないと思った。
ジェイムズはベルモットを捕まえための応援として呼ばれたのだろう。
赤井さんもジェイムズを助ける策を考えていたのかもしれない。
この時から、コナンは赤井秀一がFBIだと少し睨んでいたのかも。