今回は名探偵コナンシーズン8の第307話と第308話「残された声なき証言」について書いてみました。
ここまでの話で黒の組織で分かっていることは暗殺を繰り返しながら大金を集めている、灰原達に妙な薬を作らせていた。
そして有能なコンピュータープログラマーを集めているという情報が分かっています。
赤井秀一はラストに毛利蘭とコナンの前に現れます。
コンテンツ
事件概要
毛利探偵事務所に3人の依頼人が訪れた。依頼内容は行方不明の有名なシステムエンジニアの板倉を捜すことであった。
3人は同じ会社ではなく、それぞれ別のゲームを板倉さんに依頼していた。その3人は三種類のゲームを一度に作っていることを聞かされていなくて、見つけてその文句を言うつもりだった。
コナン達は板倉が潜伏していた部屋を突き止めて、その部屋に行ってみると板倉はすでに亡くなっていた。
板倉は心臓が悪くて薬を飲んでいたが、急な心臓発作でその薬が飲めなくて亡くなったとされた。
だがコナンの指摘で事件は心臓発作に見せかけた殺人事件と断定された。
登場人物
被害者
名前 板倉卓
年齢 45
職業 ゲームのシステムエンジニア
死因 急な心臓発作(死後2日経過して発見された)
性格 時計にうるさくて、目が悪かった。それに心臓も悪かった。
容疑者
1人目
名前 須貝克路
年齢 39
職業 囲碁ゲーム開発メーカ―の社員
板倉に依頼した物 囲碁ソフトのシステム
2人目
名前 内藤定平
年齢 47
職業 チェスゲーム開発メーカー社員
板倉に依頼した物 チェスのソフト
3人目
名前 相馬竜介
年齢 44
職業 将棋ゲーム開発メーカー社員
板倉に依頼した物 将棋ソフト
板倉の部屋を見つけた方法
板倉さんが送ってきた動画に将棋盤と碁盤とチェス盤を部屋に置いていた。
板倉さんは仕事場から愛用のノートパソコンとデータディスクを数枚、カバンに詰めて出ていったことが分かっていたので、将棋盤と囲碁盤とチェス盤をホテルで借りていると推理した。
1人で借りて一週間滞在している客は珍しいのでホテルの従業員に噂になっているだろう。
毛利小五郎が板倉さんのフリをして、将棋と囲碁とチェスの道具を借りている客だが急に部屋の電話が繋がらなくなったとホテルに片っ端か電話を掛けた結果、ホテルニュー米花の2004号室に泊まっていることが分かった。
殺人の可能性
板倉さんは椅子に座って机に顔を押し付けていたのに机の上には何も跡が残ってなかった。
遺体の手の甲に机と身体に挟まれていた跡が残っていなかった。
板倉さんは椅子に座らされ両手を胸に当てたまま縛られて飲まなければならない薬を飲めなくされていた。
縛られた形跡があり、犯人は板倉さんの体を毛布に包んでから椅子に座らせて、その上からガムテープでぐるぐる巻きにした。そして膝と胸の間に枕か何かを挟んで机に寄り掛かるような体制を作っていた。
そして机の脚と椅子の足をガムテープでくっつけて固定した。
その状態で放置して、板倉さんが死んだあとガムテープと毛布を解いて、病死したかのように偽装したと推理された。
そのことから心臓発作に見せかけた殺人事件と断定された。
毛利小五郎のように板倉さんのフリをしてホテルの電話が通じなくったと電話してきた不審人物がいた。
その不審人物が板倉さんを殺した犯人と目星をつけた。
そして、板倉さんがホテルから将棋盤とチェス盤と碁盤を借りているの知っているのはメールで動画が送られてきた依頼人の3人である。
ダイイング・メッセージ
板倉さんの遺体には右足首だけ靴下の跡がなかった。
それは板倉さんが亡くなった後で戻ってきた犯人が遺体の靴下が片方だけ脱げているのを不自然に思い履かせなおしたためであった。
板倉さんがなぜ靴下を脱いでいたのか?
それは脱がないとあるものを掴んだり、並び替えたりできないからであった。
板倉さんは心臓の薬が切れるまでの時間を使い、囲碁盤に犯人を示すダイイングメッセーズを残していた。
囲碁には相手の石を囲んだら取らないといけなくて、囲まれた中に石を置くのは禁じ手である。碁盤にはその禁じ手が使われており、暗号というのを示していた。
点字で書かれていて、白い石を無視して読むと
「ハンニンワ(ハ) ソーマ ショーコワ(ハ) トケイ」となる。
事件の真相
犯人は相馬竜介である。その理由は相馬さんが囲碁も点字も知らないからである。
板倉さんはダイイングメッセージを残すときに、自分が死んだ頃にこの身を拘束しているガムテープを解くために犯人は必ず部屋に戻ってくる考えた。
だから相馬さんが読んでも不審に思う事のない、この暗号にした。
遺体が見つかれば、容疑者の三人が警察に事情聴取され、碁盤の写真を見せられるのは確実である。
その時、エレベーターの点字をなぞるほど目が悪い内藤さんなら暗号の点字を読んでくれるかもしれないし、囲碁ソフトを依頼した須貝さんなら禁じ手を不自然に思って、これを暗号だと気づいてくれると思った。
証拠の時計は板倉さんは時計にうるさく、目が悪いかったので相馬さんが最初部屋に来た時、板倉さんは当然手に取ってみたはずである。
相馬さんは5日前に時計を買っており、1週間ぶりに遺体となって再開したはずの板倉さんの指紋がついてるのが証拠になる。
犯人の動機
20年前、板倉さんが無名のゲームクリエイターだった頃、板倉さんと相馬さんは奨励会に通う将棋仲間だった。
ビックになったら名人を倒せるような将棋ソフトを作ろうと野望を語っていたが、
三日前、板倉さんが相馬さんに「待った」は何回がいいと尋ねた。
相馬さんは名勝負の寄付を集めて20年間送り続けて、多額の借金までして板倉さんに投資していた。
それで出来上がるはずの名人級の本格将棋ソフトに「待った」を入れることに失望して殺した。
黒の組織の関係
二年ぐらい前、相馬さんが板倉さんの事務所でテキーラを見かけていた。当初はテキーラが誘拐したと考えられていた。でもテキーラ満天堂の新作発表会の爆発で死んでいるから今回の事件とは関係なかった。
板倉さんが黒の組織と関わりがあったことから手がかりを求め、部屋に行ったが死んでいた。
板倉の持ち物のMOディスクに黒の組織の手がかりがつかめるかもしれないとコナンは思った。
眠りの小五郎の推理ショーを始めたコナンは、パソコンの操作を説明するふりをしてMOのコピーを作成した。
そして、コナンは板倉さんの日記を手に入れた。
後の黒の組織との接触の話につながる。
まとめ
今回は、黒の組織が少し絡む話であった。
黒の組織は有能なコンピュータープログラマーを集めていて、今回の被害者の板倉さんもその一員だったのだろう。
板倉さんの日記が次回の話に繋がってくるので抑えるべきポイントです。
今回のコナンは、結構ぶっ飛んでいると思いました。
板倉さんの日記のコピーをわざと取らせて、それを持ち帰るのはすぐにバレて警察に絶対怒られるだろ!
板倉さんは、3つのソフトを掛け持ちしていたが黒の組織からの仕事も受けていた。
どんだけ掛け持してるんだと思った。
今後の展開も面白いので、ぜひご覧ください。