今回は2022年4月15日公開予定の『名探偵コナン』シリーズの25作目にあたる「名探偵コナン ハロウィンの花嫁」のメインキャラクターである安室透の初登場回について徹底解説していきます。
安室透の初登場時はウェイター兼探偵として登場しています。
2012年9月1日(土)と9月8日(土)に放送された回となっています。
安室透の初登場回
新郎・新婦に隠された真実
悲しい結末
事件概要
【名探偵コナン ハロウィンの花嫁公開記念】劇場版「名探偵コナン」シリーズ23作品が見放題伴場頼太(新郎)と加門初音(新婦)の結婚式の前夜祭が行われ、伴場の高校時代の同級生の小五郎はコナン、蘭と共に2人を参加した。
名探偵コナン事件ファイル
出会った瞬間に運命を感じた伴場と初音は誕生日も血液型も境遇も同じで、たまに黙っていてもお互いの考えている事がわかるという。
この後、ウェイターの安室透は伴場の右腿上にケーキを落とすミスを犯して謝罪。この時、伴場は落ちたケーキを踏んでしまう。
そして、初音は雨の中、結婚式用のネイルチップをデコするためにネイルサロンへ向かい、しばらくすると伴場の携帯に初音から30分後に戻ると言う内容のメールが届く。
この後、伴場は携帯で誰かと連絡を取り、そのままトイレへ入っていく。トイレから戻った伴場は安室に突然殴りかかり、倒れた拍子に割れたグラスで手を切ってしまう。
伴場がケガの手当もせずに初音に電話をかけると、初音は「サヨナラ」と伴場に自殺をほのめかす。その直後、爆発音が響き渡って駐車場の初音の車が炎上した。
主な登場人物
江戸川コナン・・・主人公
毛利小五郎・・・名探偵、新郎の伴場頼太の高校時代の同級生
毛利蘭・・・毛利小五郎の娘
伴場頼太・・・結婚式の前夜祭の新郎
加門初音・・・結婚式の前夜祭の新婦
安室透・・・新婦に雇われていた探偵、会場のウェイター
春岡参治・・・新郎に雇われた探偵
目暮警部(目暮 十三)・・・警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係の警部
高木刑事(高木 渉)・・・警視庁刑事部捜査第一課強行犯捜査三係の刑事を務める巡査部長
疑われる新郎
最初は加門初音(新婦)から伴場頼太(新郎)に自殺をほのめかす電話があったため自殺と見られていた。
しかし、加門初音の付け爪が見つかり、他殺の可能性が浮上する。付け爪の先には皮膚が付着しており、目暮は犯人と争った時に付着したと判断。
そして、付け爪に付着していた皮膚のDNAとスーツケースのヘアブラシから採取した毛髪のDNAがほぼ一致する。そのヘアブラシは伴場のものだった。
伴場さんは車内にスプレー缶や紙や段ボールが大量にあったことや加門初音が店に戻ってくる時間をメールで知っていたため、店をこっそり抜け出して、駐車場で彼女を待ち伏せて気絶させ、車に火をつけて焼殺したと目暮は疑っている。
探偵への依頼
新婦と新郎は両方別々の探偵に依頼をしていた。
新婦の加門初音は安室透に浮気症の伴場頼太に他に恋人がいないかを見張ってくれと依頼していた。
新郎の伴場頼太は春岡参治に新婦の加門初音が誰かとあっていること探ってい欲しいと依頼した。
安室透は伴場頼太を監視するために、アルバイトとして採用された店をパーティ会場に選んでもらっていた。
そして、安室はわざと伴場さんにズボンにケーキのシミを付けて、女性に言い寄られないようしていた。
春岡参治は密会現場は突き止めたが相手が帽子とフードを被っていて顔がわからんなくて、その時に聞いた男の声がウェイターの安室に似ていたので、安室をテーブルに呼んで注文をして、改めて声が同じなのを確認して、同一人物だということをサインで伴場に教えていた。
その直前、伴場さんを携帯でトイレに呼び出したのは店内に例の男(初音さんの密会相手)がいるかもしれないからこれから確かめると伝えるためであった。
春岡参治は安室透が探偵だと気づいていなかった、そしてよく尾行を撒かれていた。
新婦の行動
伴場さんは初音さんが密会しているより、コソコソ電話していた方が気になっていた。
しかし、その電話相手は安室ではなかった、安室は彼女と連絡はメールでしていた。
そして、外であったのも春岡が見た一回だけだった。
安室が伴場さんのことを調べていたら、伴場さんが初音さんと同じホテル火災で助けられ、二人とも身元不明で同じ教会で育てられていたことを初音さんに伝えたら顔を曇らせていた。
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伴場さんが任意同行に従い、外で出ようと瞬間、小五郎が伴場さんが犯人でない事を言った。
初音さんの車が炎上した時、店から駐車場に出る扉は雨が降っていたため鍵が掛かっていた。トイレの窓からの出入りもその窓の下の水溜りに足跡がなかったことからあり得ない。
あとは正面の扉しかないが、主役の伴場が店を出ていたら誰かが見ているはず、もしも変装していたとしても、靴を処分するのは難しい。
伴場の靴は安室が落としたケーキのクリームが付いており、外に出ていたらそのクリームは取れているはずである。
小五郎は靴のクリームをフェイクだと思っていたが、伴場さんはそれを言い出さないし、外に出て証拠を消してしまう所だったので、小五郎は伴場さんが犯人ではないと確信した。
悲しい結末
2人は生き別れた双子でだった。
誕生日も血液型も境遇も一緒、黙っていてもお互いの考えていることが分かるところと
伴場さんと初音さんは同じホテル火災で助けられ、二人とも身元不明で同じ教会で育てられていた。
伴場さんはすぐに里親に引き取られていたが、初音さんは教会でしばらく育てられていた。
出会ったのは偶然だったかもしれないが、惹かれ合ったのは必然だったのである。
事件の真相
加門初音は自殺であった。
初音さんは安室透に同じ火災で助けられたことを知り、自分たちが双子かどうかわかるDNA鑑定頼んでいて、そして初音さんはネイルサロンから戻り、車を降りたときに鑑定を依頼していた業者から血のつながった双子だという事を聞かされてた。
付け爪に初音さんの皮膚が付着していたのは、結果に愕然として付け爪が外れるほど顔を掻きむしり、泣きじゃくったからである。
傘の内側に入って、風邪飛ばされたネイルから、性別を表すところ以外伴場さんのDNAと一致した。
初音さんの遺体から取れたのDNAとも一致したため、付け爪から検出された皮膚は初音さんのものと断定された。
豆知識
双子でもDNAが一緒になるのは一卵性双生児だけである。一卵性双生児の場合は男同士か女同士が普通だが、ごく稀に二つの受精卵の染色体がXY(男)の場合、多胚化する際に一方のY染色体が欠落してXY(男)XO(女)に分れて、異性一卵性双生児として誕生する場合がある。
そして、異性一卵性双生児の女性の方はターナー症候群で低身長になりやすい。
今回の新郎・新婦はこのケースであった、それに新婦は身長が140後半であったことからも裏付けれる。
まとめ
今回は安室透の初登場回について書いてみました。ここでは、見直してわかる伏線がありました。
春岡参治がバーボンのロックをウェイターの安室透に頼んでいるシーンがあり、それは安室が黒の組織のバーボンであることの伏線だったのかもしれません。
伏線としては弱いですが、こういう細かいところにも隠されていたことを知り驚きました。
今回の事件は、名探偵コナンで一番悲しい結末かもしれません。次の日が結婚式でこれから幸せになろうとしていた夫婦が一本の電話で、全てが台無しになったのがとても悲しかったです。
今回の映画で、安室さんがメインキャラクターと言う事なので、これを見たらなぜ、安室が毛利の弟子になったのかも知れるのでぜひご覧ください。